【2月23日 MODE PRESS】三陽商会のセレクトショップ「ラブレス（LOVELESS）」と姉妹店「ギルドプライム（GUILD PRIME）」は、12年春夏シーズンより独レザーブランド「MCM（Mode Creation Munich）」の本格展開をスタート。2月18日からの販売開始を記念し、ラブレス旗艦店 「ラブレス青山」2階に、6月中旬までの予定でショップインショップオープンした。

■韓国で「MCM」ブレイク

　1976年にドイツ・ミュンヘンで創業したレザーブランド「MCM」は、80年代に 日本でブレイクしたが、その後直営店を撤退。先 シーズンまでは、一部セレクトショップのみで展開されていた。

　 一方韓国では、ライセンス・ビジネスなどを行うソンジュ・グループ （Sungjoo Group）をパートナーに、90年代初頭より積極的にブランド展開してきた。05年にはソンジュ・グループが「MCM」を買収し、店舗展開やソウルでの年次ショーなど、さらなるビジネス拡大に注力した。現在は韓国で最も人気のブラン ドのひとつに成長し、韓流タレントの愛用ブランドとしても、確固たる地位を確立している。

■別注アイテムも！

　「MCM」は、仏レザーブランド「ゴヤール」のブレイクに貢献した「ラブレス」を、日本で改めてブランド広めていくための足がかりとして選んだ。この展望と、ショップの主力となる新たな小物ブランドを求めていた「ラブレス」側のビジョンが合致したことで、12年春夏シーズンよりウィメンズ商品の独占販売を含めたブランドの本格展開が決定した。

　12年春夏ウィメンズ商品は、トートバッグやチャーム、財布など、幅広いラインナップ。価格はMCMインラインでは2万3100円から24万1500円まで。さらにMCMのモノグラムにレオパードをプリントした「ラブレス」「ギルドプライム」別注アイテム （1万8900円～9万4500円）を販売する。三陽商会の谷保彦セレクトショップ事業部長は「順調に伸びている『ラブレス』『ギルドプライム』のオリジナル・ウィメンズウェアとコーディネートできるレザーグッズを探していた。MCMは、まさにぴったりのブランド。ウェアと小物のトータルなコーディネートを顧客に提案したい」と語った。　

■オープニングを人気韓国グループがお祝い

　なお、リミテッドショップのオープンを記念し、10日には韓国のヒップホップグループ2NE1（トゥエニィワン）を招いた記念レセプションを開催。会場を訪れたメンバーは「MCMのアイテムが大好き！みんな是非チェックしてください」と語った。(c)MODE PRESS

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