【2月22日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)は21日、数か月にわたりクラブを離れていたカルロス・テベス(Carlos Tevez)が謝罪したことを明らかにした。

 欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)、グループリーグ第2節のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)戦で、ウォームアップを拒否したとしてロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督の怒りを買い、出場機会を奪われていたテベスは、故郷アルゼンチンに帰国し、クラブの本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)に戻ることを拒否していた。

 冬の移籍市場で噂されていたイタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)やインテル(Inter Milan)、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain)への移籍が実現しなかったテベスは、14日にマンチェスター(Manchester)に戻り、同日カーリントン(Carrington)の練習施設に姿を見せていた。

 テベスを構想外としているマンチーニ監督は、同選手が謝罪すればプレーさせることを明言しており、テベスはマンチーニ監督の要求を飲むことになる。

 また、一連の行為によりクラブから週給6週間の罰金処分を科されたことを不服としていたテベスは、プレミアリーグに提訴していた訴えを取り下げている。

■テベスの謝罪で事態収束へ、リーグ戦で戦列復帰か

 21日に発表されたクラブの声明でテベスは「数か月に及ぶ自分の行動で傷つけてしまった人すべてに心から謝罪したい。シティでのプレーに集中できることを願っている」とコメントしている。

 テベスがクラブを離れている間、シティは同選手の移籍に対して厳しい姿勢を見せていた。これまで移籍要求を2度行っているテベスは、一連の騒動で推定総額930万ポンド(約11億7000万円)を失ったとみられている。

 テベスは先日、マンチーニ監督に「犬のように」扱われたと告白し、さらなる論議を呼んでいたが、同選手の謝罪により事態は沈静化に向かった。

 シティは声明で「テベスは過去の自分自身の言動に関わったすべての人に謝罪しました。3か月にわたり無許可のまま職務を放棄していたテベスは、14日に復帰しました。クラブの処分に対する上訴を取り下げたテベスは、現在チームに戻るための練習メニューを消化しています」と発表した。

 過去にマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)やウェストハム(West Ham)でプレーした経歴を持つテベスは、22日にFCポルト(FC Porto)と対戦するヨーロッパリーグ2011-12(UEFA Europa League 2011-12)1回戦第2戦のメンバーから外れている。

 そのため、プレミアリーグ首位に立つチームでテベスがプレーするのは、25日のブラックバーン・ローバーズ(Blackburn Rovers)戦、3月3日のボルトン・ワンダラーズ(Bolton Wanderers)戦になると見られている。(c)AFP