【2月18日 AFP】11-12イタリア・セリエAは17日、第24節の2試合が行われ、インテル(Inter Milan)は0-3でボローニャ(Bologna FC)に敗れ、3連敗を喫した。

 インテルは試合開始直後から主導権を握ったものの、ボローニャのGKジャンフランソワ・ジレ(Jean-Francois Gillet)の好守などに阻まれチャンスを生かすことができずにいると、前半37分、38分とボローニャのマルコ・ディ・ヴァイオ(Marco Di Vaio)に立て続けに得点を許した。

 インテルの右サイドを切り崩したボローニャは、ディエゴ・ペレス(Diego Perez)からのパスをフリーで受けたディ・ヴァイオが長友佑都(Yuto Nagatomo)のスライディングを見事な切り返しでかわすと先制ゴールを挙げた。

 その1分後、インテルのアンドレア・ラノッキア(Andrea Ranocchia)がロングパスを胸で落としたボールを、ディ・ヴァイオがインターセプトすると、冷静に流し込んですぐさま追加点を手にした。

 後半40分にはラノッキアが再びミスを犯し、長友がボローニャの攻撃陣と1対2となる状況を作り出すと、ロベルト・アクアフレスカ(Robert Acquafresca)が長友を抜き去り、3点目を沈めた。

 インテルのクラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督は、「会長とファンに謝罪する。0-2の時点では攻撃に出たが、3点目ですべてが終わった。われわれは歯を食いしばらなければならない。厳しい試合を予想していたが、これほどとは思っても見なかった」とコメントしている。

 この敗戦でインテルは最近6試合で5敗1分け、16失点を喫し、そのうち5試合で無得点に終わっている。1月26日に行われたイタリア杯2011-12(Italian Cup 2011-12)準々決勝のナポリ(SSC Napoli)戦での敗戦を含むこの不振により、インテルはゲーム消化数の1試合少ない3位ラツィオ(SS Lazio)と勝ち点6差の6位に転落し、サッカー欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)出場権獲得の可能性が遠のいている。

 同日行われた試合では、ナポリ(SSC Napoli)が3-0でフィオレンティーナ(Fiorentina)を下し、インテルを抜いて5位に順位を上げている。(c)AFP/Barnaby Chesterman