【2月9日 AFP】米ワシントン(Washington)州議会下院は8日、同性婚を合法化する法案を賛成55、反対43の賛成多数で可決した。法案は前週、州議会上院を通過しており、クリスティン・グレゴワール(Christine Gregoire)知事の署名を経て、正式に発効する。

 発効には知事が法案を受け取ってから5日以内に署名が必要だが、グレゴワール知事はすでに前月、同法案を支持する意向を表明し、議会で可決されれば署名すると述べている。

 米国で同性婚が合法化されている州は、アイオワ(Iowa)、マサチューセッツ(Massachusetts)、ニューハンプシャー(New Hampshire)、ニューヨーク(New York)、バーモント(Vermont)州で、今回のワシントン州で7州目となる。また州には属さない連邦政府直轄のコロンビア特別区(ワシントンD.C.、Washington D.C.)も同性婚を認めている。しかし米国全体では依然、同性婚をめぐって賛否両論が激しく対立している。(c)AFP