【2月6日 AFP】パナマの最高実力者だったマヌエル・ノリエガ(Manuel Noriega)服役囚(77)が5日、脳卒中によるとみられる高血圧症でパナマ市(Panama City)の病院に搬送されたと、警察が発表した。ノリエガ服役囚の容態には触れていない。

 ノリエガ服役囚は、麻薬取引やマネーロンダリング(資金洗浄)などの罪で米仏で22年服役した後、前年12月11日にパナマに送還されていた。

 送還時にパナマの空港に降り立ったノリエガ服役囚は、車椅子姿で歩行や会話が困難な状態だった。ノリエガ服役囚は過去にも何度か卒中を起こしている。

 1983~89年にパナマの軍事独裁政権を率いたノリエガ服役囚は、米仏での服役ほのか、本人不在のままパナマで行われた裁判で反対勢力の殺害など3つの裁判で有罪となり、現在服役中。ほかにも人権侵害に関する複数の容疑がかけられている。(c)AFP/Juan Jose Rodriguez