【2月1日 AFP】ジンバブエとザンビアにまたがる国立公園内にある国境検問所には、旅行者のバッグをひったくったりトラックの荷を略奪したりする不届き者の集団が日夜出没し、旅行者を恐怖に陥れている。

 ジンバブエのチルンド(Chirundu)にある検問所の係官は、31日付の地元ニュースサイトNewsDayに対し、「バブーン(ヒヒ)たちを何とかしなければならない」と語った。「やつらは旅行者の持ち物をめちゃめちゃにする。旅行者が持ち物を守ろうとすると、噛みついたり顔をひっぱたいたりする。女性のハンドバッグはひったくるし、食べ物を探して車を破壊することだってある」

 国境越えをするトラックにトウモロコシの袋が積まれていれば、そのにおいをかぎつけ、袋を裂いて中身を持ち逃げするという。「とにかく数が多いので、全く手に負えない。問題はやつらが人間みたいに振る舞うってことだ。本当に、大したスリだよ」と、係官は困り顔だ。(c)AFP