【1月30日 AFP】(記事更新、写真追加)全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2012)は29日、男子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は5-7、6-4、6-2、6-7、7-5で大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を破り、大会連覇を達成した。

 29日の午後8時前に始まった試合は、4大大会(グランドスラム)史上最長となる5時間53分にも及び、試合終了時には30日の午前1時40分を回っていた。

 試合後のスピーチで観衆に「おはよう」と声をかけたナダルは「僕は決してこの試合を忘れないだろう。僕は負けたが、この試合は僕にとってとても特別なものとなった。本当にありがとう。僕は何度でもこの場所に戻り、戦い続ける」と語った。

 一方、決勝での対ナダル戦の連勝を7に伸ばし、230万豪ドル(約1億8800万円)の賞金を獲得したジョコビッチは「ラファ(ナダルの愛称)、君は最高の選手であり、ツアーで最も称賛される選手の一人だ。今夜、僕たちは歴史を作ったが、残念なことに勝者が2人も存在することはできない。より多くの決勝で、君と今回のような試合をやりたい」と話した。

 また、グランドスラム通算5勝目を挙げたジョコビッチは、今回の優勝でグランドスラム3大会連続制覇を達成しており、過去に同記録を成し遂げたロッド・レーバー(Rod Laver)氏やピート・サンプラス(Pete Sampras)氏、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)、ナダルといった一流選手の仲間入りを果たしている。(c)AFP/John Weaver