【1月30日 AFP】フィギュアスケート全米選手権(2012 Prudential U.S. Figure Skating Championships)は29日、米カリフォルニア(California)州サンノゼ(San Jose)にあるHPパビリオン(HP Pavilion)で行われ、男子はジェレミー・アボット(Jeremy Abbott)が、ペアはケイディー・デニー(Caydee Denney)/ジョン・コフリン(John Coughlin)組がそれぞれ優勝した。

 ショートプログラム(SP)で7点差以上のリードを奪い首位に立っていたアボットは、フリースケーティング(FS)で今大会でただ一人4回転ジャンプを成功させるなど、テクニックと優雅さを交えた演技で183.35点を記録し、合計273.58点で通算3度目の優勝を飾った。

 2位には合計240.87点でアダム・リッポン(Adam Rippon)が、3位には合計230.32点でロス・マイナー(Ross Miner)が入った。

 一方、ペアでは、2011年5月に結成したデニー/バレット組が洗練された演技を披露し、合計189.70点で優勝した。

 それぞれ別のパートナーとのペアで優勝経験を持つデニー/コフリン組が、結成から短期間でタイトルを獲得したことにより、米国勢が長期間にわたり遠ざかっていた国際大会での同種目優勝の可能性に、明るい兆しが見えた。

 2位には合計186.07点でメアリー・ベス・マーレー(Mary Beth Marley)/ロックニ・ブルベイカー(Rockne Brubaker)組が入り、3位には過去2大会で銀メダルを獲得しているものの、FSでつまずいたアマンダ・エボラ(Amanda Evora)/マーク・ ラドウィグ(Mark Ladwig)組が合計178.98点で入った。(c)AFP