【1月23日 AFP】(記事更新)全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2012)は23日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第24シードの錦織圭(Kei Nishikori、日本)は2-6、6-2、6-1、3-6、6-3で大会第6シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)を下し、準々決勝に進出した。

 約3時間半にも及んだフルセットの熱戦を制し、日本の男子選手として全豪オープンでは1932年以降では初となるベスト8進出を果たした錦織は、2008年の全米オープン(The US Open Tennis Championships 2008)で記録したベスト16を超える四大大会(グランドスラム)での自己最高の結果を手にした。

 錦織は試合後、「今日は楽なコンディションではなかったし、ジョーウィルフリードは良いプレーをしてましたが、とにかくベストを尽くしました。日本で大きなニュースになっていれば嬉しいです。準々決勝が楽しみです」とコメントした。

 サービスゲームを6度ブレークし、ツォンガの70回のアンフォースドエラーにも助けられた錦織は、ネット際で放ったランニングボレーで勝利を引き寄せた。

 四大大会で日本の男子選手が準々決勝に進出したのは、1995年のウィンブルドン選手権での松岡修造(Shuzo Matsuoka)氏以来2人目。

 錦織は、25日に行われる準々決勝で大会第4シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)と対戦する。(c)AFP