2012年、アジア待望の「辰年ベビーブーム」到来するか?
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【1月19日 AFP】シンガポールの産院で、サッカーボールほどの大きさに膨らんだおなかが目立つ黒いマタニティードレス姿のカサンドラ・チョンさん(26)は、もうすぐ「辰(たつ)年生まれの子」の母親になると自慢げだ。カサンドラさんは現在、妊娠38週目。出産予定日は今年の旧暦の元旦にあたる1月23日より後なので、子どもは辰年生まれとなる。
旧来、アジアで辰年は出産ブームが起こる年だ。十二支の中で竜だけが想像上の動物であるため、辰年は最も縁起が良いと考えられているのだ。中国で竜は皇帝のシンボルだったことから、げんをかつぐ中国の人たちは、辰年の子どもは勇敢で知恵深く家族全体に幸運をもたらすと信じている。
旧暦での2012年の辰年は来年2月9日までで、確実に辰年のうちに赤ちゃんを生むためには遅くとも5月2日までに妊娠する必要があると、医師らはアドバイスする。
■さらに人口増の中国、少子化進むシンガポールには恩恵
過去にも、中国、香港、台湾や中国系人口が多いシンガポールでは辰年に出生率が急増したが、今年も同じ傾向をたどりそうだ。
中国の国営新華社(Xinhua)通信は前年12月、今年の出生率は5%上昇すると予測した。政府の「1人っ子政策」にもかかわらず、現在13億の中国人口はさらに増えるだろう。
一方、シンガポールでは出生率の減少が政府の頭痛の種となっているが、辰年はいっときながら、その悩みを忘れさせてくれそうだ。
シンガポールが自然に現人口を維持できる人口補充水準は、女性1人当たりの出生児数2.1人。だが、2010年の出生児数は過去最低の1.15人にまで下がった。これが寿命の延びとあいまって、日本同様にシンガポールも急速に高齢化社会に変わりつつある。そのうえ、シンガポール人口520万人の4分の1を、労働力不足を補う外国からの移民労働者が占めている。
それでも、直近の2000年と1988年の辰年、シンガポールの出生数は10%以上も増加した。
■風水師の予言では険しい1年に
ところで、縁起が良いとされる辰年だが、風水師たちは険しい1年を予言する。世界経済はユーロ危機に脅かされ、さらには疫病の流行、自然災害、政治改革などに見舞われるというのだ。
これは、今年の干支が水に関係する「壬(みずのえ)」と「辰」が重なった壬辰(みずのえたつ)であるためだ。この組み合わせは、自然や政治的意志の強大な力を象徴する一方、経済では好況に向かう火を鎮めてしまうという。(c)AFP
旧来、アジアで辰年は出産ブームが起こる年だ。十二支の中で竜だけが想像上の動物であるため、辰年は最も縁起が良いと考えられているのだ。中国で竜は皇帝のシンボルだったことから、げんをかつぐ中国の人たちは、辰年の子どもは勇敢で知恵深く家族全体に幸運をもたらすと信じている。
旧暦での2012年の辰年は来年2月9日までで、確実に辰年のうちに赤ちゃんを生むためには遅くとも5月2日までに妊娠する必要があると、医師らはアドバイスする。
■さらに人口増の中国、少子化進むシンガポールには恩恵
過去にも、中国、香港、台湾や中国系人口が多いシンガポールでは辰年に出生率が急増したが、今年も同じ傾向をたどりそうだ。
中国の国営新華社(Xinhua)通信は前年12月、今年の出生率は5%上昇すると予測した。政府の「1人っ子政策」にもかかわらず、現在13億の中国人口はさらに増えるだろう。
一方、シンガポールでは出生率の減少が政府の頭痛の種となっているが、辰年はいっときながら、その悩みを忘れさせてくれそうだ。
シンガポールが自然に現人口を維持できる人口補充水準は、女性1人当たりの出生児数2.1人。だが、2010年の出生児数は過去最低の1.15人にまで下がった。これが寿命の延びとあいまって、日本同様にシンガポールも急速に高齢化社会に変わりつつある。そのうえ、シンガポール人口520万人の4分の1を、労働力不足を補う外国からの移民労働者が占めている。
それでも、直近の2000年と1988年の辰年、シンガポールの出生数は10%以上も増加した。
■風水師の予言では険しい1年に
ところで、縁起が良いとされる辰年だが、風水師たちは険しい1年を予言する。世界経済はユーロ危機に脅かされ、さらには疫病の流行、自然災害、政治改革などに見舞われるというのだ。
これは、今年の干支が水に関係する「壬(みずのえ)」と「辰」が重なった壬辰(みずのえたつ)であるためだ。この組み合わせは、自然や政治的意志の強大な力を象徴する一方、経済では好況に向かう火を鎮めてしまうという。(c)AFP