【1月16日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2012)は16日、オーストラリアのメルボルン(Melbourne)で女子シングルス1回戦が行われ、日本のクルム伊達公子(Kimiko Date-Krumm)はギリシャのエレーニ・ダニリドー(Eleni Daniilidou)に3-6、2-6で敗れた。

 2008年に現役復帰を果たし、オープン化以降では44歳で出場したオーストラリアのビヴァリー・レイ(Beverley Rae)氏に次いで史上2番目に年長となる41歳109日で今大会に出場したクルム伊達は、1回戦敗退に終わったものの、50歳まで現役引退することはないと冗談を飛ばした。

 「テニスをプレーすることを楽しんでいるし、それが一番大切なこと。引退はいつでもできる。45歳まで、ひょっとしたら50歳まで現役としてプレーするかもしれない。4年前、現役に復帰したときは4年間プレーするとは思ってもみなかった」

 試合後には右足や左足首にアイシングを施していたクルム伊達は、全豪を前に臨んだ中国の泉州(Quanzhou)での国際テニス連盟(International Tennis Federation、ITF)の大会ではシングルスで優勝、ダブルスでも準優勝を果たしたが、「少し多すぎた。試合が多かった」と同大会を振り返った。

 また、現在世界ランク79位についているクルム伊達は、「今日は力が出ず調子が良くなかった。風が強くて、ボールをコントロールするのが難しかった」とコメントしている。

 また、日本の森田あゆみ(Ayumi Morita)は、大会第32シードのペトラ・ツェトコフサ(Petra Cetkovsk、チェコ)に6-3、1-6、5-7で敗れている。(c)AFP