【1月3日 AFP】(一部更新)沖縄県・尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島、Diaoyu Islands)の無人島に3日朝、同県石垣市の市議ら4人が上陸した。

 午前9時半ごろに市議ら3人が魚釣島に上陸したのを、海上保安庁の巡視船が確認。約20分後にもう1人の市議も上陸した。海上保安庁によると、4人のうち2人は石垣市の仲間均(Hitoshi Nakama)市議と仲嶺忠師(Tadashi Nakamine)市議で、他の2人の身元は確認できていない。一行は2日夜に石垣港を出港していた。

 尖閣諸島への上陸を国は禁止しており、海上保安庁では同諸島周辺に常に巡視船を巡回させているが、仲間市議は2010年にも政府の許可を得ずに同諸島の島に上陸している。
 
 同庁によると、今回も一行の漁船が尖閣諸島に近づくと、島への上陸は違法だと巡視船が警告し、立ち入り検査を行ったが、4人は釣りへ行くと答え、小型のゴムボートに移って船を離れたという。

 一行は2時間以上、島にとどまった後、正午前に漁船へ戻り、石垣港へ向かった。沖縄県警はこの事件についてのコメントを拒否した。(c)AFP/Hiroshi Hiyama