【1月2日 AFP】爆弾攻撃による死傷者が途絶えることのないイラクで1日、同国のヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相が新年の演説で、イラクは国民のエネルギーを爆発させる必要があると述べ、「自動車爆弾の話ではない」とジョークを飛ばした。

 マリキ首相は、米軍イラク駐留の終わりを記念して、首都バグダッド(Baghdad)の旧米軍管轄区域グリーンゾーン(Green Zone)にあるラシード(Al-Rasheed)ホテルで演説し、国の再建は困難ではあるものの、「国民にはエネルギーがある」ことを信じている、と語った。

 マリキ首相は、「われわれはこのエネルギーを爆発させるよう取り組まなければならない」と述べた後で、「爆発というのは、自動車爆弾のように爆発させることを指しているのではない」と付け加えて、笑みを浮かべた。(c)AFP