【12月31日 AFP】パキスタン南西部の都市クエッタ(Quetta)で30日、自動車が爆発し、パキスタン人8人が死亡、少なくとも18人が死亡した。

 警察によると、車は元国会議員の息子の自宅前で爆発した。この車に人が乗っていたのかは分かっていない。現場にいた人の多くが死亡したため目撃証言が少なく、警察は捜査に手間取っている。

 車が爆発した後に元国会委員の息子が雇っていた警備員が発砲し、約30分にわたって銃声が響いた。この混乱で地元通信社の写真記者1人が負傷した。

 クエッタはバルチスタン(Baluchistan)州の州都。アフガニスタンとイランに国境を接するバルチスタン州では自治を要求する勢力による反政府行動や、アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)や宗派対立による抗争が相次いでいる。(c)AFP