【12月22日 AFP】地球から約3900光年離れたところにある死にゆく星と2つの惑星の姿に、50億年後の太陽系の未来を垣間見ることができる――。このような論文が、21日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。

「KOI 55.01」「KOI 55.02」と名付けられた2個の惑星は、エネルギーをほぼ使い果たして巨大化する「赤色巨星」の段階にある主星を公転している。米航空宇宙局(NASA)の宇宙望遠鏡ケプラー(Kepler)による観測で詳細が明らかになった。

「55.01」が地球の76%、「55.02」が地球の87%の大きさだが、以前は地球よりはるかに大きかったと推測される。論文によると「巨大ガス惑星」の残骸である可能性が高く、膨張を続ける主星のすさまじい熱気に焼かれて今の姿になったのだという。

「2個は主星の極めて近くを公転している。この近さから、膨張した主星を取り巻くガスに深く巻き込まれながらも極度の高温を生き延びたと考えられる」と、研究に参加したカナダ・モントリオール大(University of Montreal)のジル・フォンテーヌ(Gilles Fontaine)教授(天体物理学)は述べた。

■太陽系に当てはめると・・・

 以上のことを太陽系に当てはめて幾つかの計算を行ったところ、死期の太陽は火星の位置まで膨張するという結果が得られた。

 米アリゾナ大(University of Arizona)スチュワード天文台(Steward Observatory)のエリザベス・グリーン(Elizabeth Green)氏は、「地球のような小さな惑星が同じ環境にさらされれば、10億年ですっかり蒸発してしまう。木星や土星など、地球よりはるかに大きな惑星だけが生き残れるだろう」と話した。(c)AFP