【12月22日 AFP】伊ローマ(Rome)のフィウミチーノ(Fiumicino)国際空港で21日、コカイン2.5キロを胸に隠して密輸しようとしたスペイン人の女が逮捕された。

 伊ANSA通信によると、ブラジル・サンパウロ(Sao Paulo)から到着した自称モデルだという33歳の女は、税関で捜査官の注意をそらそうとの魂胆から、体のラインや豊かな胸を強調する細身の衣服を着ていた。ところが、イタリア訪問の目的を質問されるとしどろもどろになり、不審に思った捜査官が身体検査したところ、胸部と臀部(でんぶ)のパッドの中からコカインが見つかったという。

 フィウミチーノ空港では年々、税関を欺く密輸の手口が巧妙化しており、前年には荷物用カートからコカインが見つかった。今年6月にも、コカイン計220キロを銅像の木箱に隠して密輸しようとした麻薬密輸グループが逮捕されている。(c)AFP