【12月19日 AFP】旧チェコスロバキアの1989年の無血革命「ビロード革命(Velvet Revolution)」を主導したバツラフ・ハベル(Vaclav Havel)前大統領が18日、死去した。75歳だった。

 秘書によると、ハベル氏は長年、呼吸器系の病を患っていたがチェコ北東部の別荘で18日早朝、夫人や尼僧に見守られながら、就寝中に息を引き取ったという。

 ハベル氏は1989年から1992年までチェコスロバキア、1993年から2003年までチェコの大統領を務めた。

 共産政権時代に5年間、投獄生活を送ったことが健康を損ねる一因となったとみられる。加えて一時期はヘビースモーカーだったことから、1996年に肺がん手術を受け、肺の一部を摘出していた。(c)AFP/Jan Flemr

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