【12月9日 AFP】プロ野球、北海道日本ハムファイターズ(Hokkaido Nippon Ham Fighters)のダルビッシュ有(Yu Darvish)が8日、米大リーグ(MLB)に挑戦する意向を表明した。

 ダルビッシュと日本ハムファイターズは、大リーグに移籍するためポスティング(入札)制度を利用することを明らかにしており、地元メディアはニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)、トロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)などが関心を示していると伝えている。

 イラン人の父と日本人の母の間に生まれたダルビッシュは、2005年にファイターズに入団して以降、これまでにリーグ最優秀選手(MVP)2回、沢村賞1回、ゴールデングラブ賞を2回受賞している。また、過去5シーズンの防御率で2点以下を記録しており、年俸は現在の日本球界最高の5億円とされている。

 2011年シーズンは28試合に先発して18勝6敗、防御率1.44、投球回数232回、276奪三振を記録している。

 ファイターズはエースの米移籍を承認することは苦渋の決断だったとしながらも、ダルビッシュがチームに与えた多大な貢献を評価し、「日本プロ野球の発展のためにも、メジャーリーグで最高の投手になってもらいたい」とコメントした。

 過去にも日本球界のスター選手が入札制度でメジャーに挑戦しているが、必ずしも投資に見合った成果が挙げられているわけではない。

 ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)は、松坂大輔(Daisuke Matsuzaka)との交渉権獲得に5110万ドル(当時約60億円)を支払い、2007年に6年総額5200万ドル(当時約61億円)の契約を結んだ。しかしながら松坂は近年怪我に悩まされている。

 ヤンキースは井川慶(Kei Igawa)との交渉権獲得に2600万ドル(当時約30億円)を支払い、2007年に5年総額2000万ドル(約23億円)の契約を結んだが、井川のメジャー登板は16試合に終わり、その後はマイナー生活を送っている。(c)AFP