【12月8日 AFP】(写真追加、記事更新)サッカー欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)は7日、グループリーグ第6節の試合が各地で行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とマンチェスター・シティ(Manchester City)がグループリーグで姿を消した。

■マンチェスター・ユナイテッド、まさかの敗退

 1968年、1999年、2008年大会覇者のマンチェスター・ユナイテッド(以下ユナイテッド)は、FCバーゼル(FC Basel)に1-2で敗れ、2005-06シーズン以来となるグループリーグ敗退を喫した。FCバーゼルは、2002-03シーズン以来となる16強入りを果たしている。

 前半8分にFCバーゼルのマルコ・ストレラー(Marco Streller)、後半40分にアレクサンデル・フレイ(Alexander Frei)にゴールを許したユナイテッドは、試合終了間際にフィル・ジョーンズ(Phil Jones)が記録した1得点に終わり、決勝トーナメント進出に必要な勝ち点1を積み上げることができず、不本意ながらもヨーロッパリーグ2011-12(UEFA Europa League 2010-11)にまわることになった。

 マンチェスター・シティ(以下シティ)は、ダビド・シルバ(David Silva)とヤヤ・トゥーレ(Yaya Toure)の得点でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に2-0で勝利したものの、ビジャレアル(Villarreal CF)に2-0で勝利したナポリ(SSC Napoli)が21年ぶりとなるグループリーグ突破を決めたため、決勝トーナメント進出を逃した。

■大勝したリヨンが逆転でベスト16入り

 ベスト16進出にはレアル・マドリード(Real Madrid)がアヤックス(Ajax)に勝利し、得失点差7を覆すことが必要だったオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)は、大会史上最速でのハットトリックを達成するなど4得点を記録したバフェタンビ・ゴミス(Bafetimbi Gomis)の活躍などでディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)に7-1で大勝し、9シーズン連続となる決勝トーナメント進出を果たした。

 また、10日にFCバルセロナ(FC Barcelona)とのエル・クラシコ(el clasico)を控えるレアル・マドリードが3-0でアヤックスを退け、グループリーグを全勝で突破した史上5番目のチームとなっている。

 そのほかの試合では、CSKAモスクワ(CSKA Moscow)が2-1でインテル(Inter Milan)に勝利し、グループBの2位でグループリーグ勝ち抜けを決めた。セイドゥ・ドゥンビア(Seydou Doumbia)の得点で先制したCSKAモスクワは、直後にインテルのエステバン・カンビアッソ(Esteban Cambiasso)に同点ゴールを許したものの、試合終盤にヴァシリ・ベレズツキ(Vasili Berezutski)が決勝点を挙げた。

 トラブゾンスポル(Trabzonspor)はリール(Lille OSC)と0-0で引き分け、ヨーロッパリーグ出場権を獲得した。(c)AFP/Dave James

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