【12月6日 AFP】欧州単一通貨ユーロの行方を占う上で重要な週が始まった。週明け5日の欧州株式市場の株価は上昇。イタリア政府が厳しい追加緊縮策を決定したことや、独仏両首脳によるユーロ圏の財政再建案に関する提案が株価を押し上げた。

 ブリュッセル(Brussels)で今週開かれる欧州連合(EU)首脳会議を前に、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領とアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相は、財政赤字を国内総生産(GDP)比3%に抑えるとするEUの規律に違反した国に制裁を加えることや、各国の財政支出規制強化のための新たなEU条約制定などを呼びかけた。

 5日午後の取引で、英ロンドン(London)市場のFTSE100種総合株価指数は0.80%高、仏パリ(Paris)市場のCAC40種指数は1.36%高、独フランクフルト(Frankfurt)のドイツ株式指数(DAX)は1.31%高となった。

 イタリアのマリオ・モンティ(Mario Monti)内閣は4日、200億ユーロ(約2兆円)の財政赤字削減を見込む再建策を閣議決定した。モンティ首相は5日、厳しい緊縮策を実施しなければ、イタリアはギリシャと同様に「崩壊」すると警告した。(c)AFP