【12月5日 AFP】英スコットランドのエディンバラ(Edinburgh)に5日、中国から2頭のジャイアントパンダ「陽光(Yang Guang)」と「甜甜(Tian Tian)」がチャーター便で到着した。英国の動物園にパンダが来るのは17年ぶり。  エディンバラ空港(Edinburgh Airport)でバグパイプ演奏に出迎えられた2頭は、トラックでエディンバラ動物園(Edinburgh Zoo)に向かう沿道でも、民族衣装のキルト姿のバグパイプ隊やスコットランドの旗を振る地元住民たちの熱烈な歓迎を受けた。パンダの着ぐるみを着込んだ市民もいた。  5年に及ぶ外交交渉の末にようやく合意に達した貸与契約は10年で、価格は年100万ユーロ(約1億円)。スコットランド当局は、緊縮財政の中でパンダが観光の起爆剤になればと期待を寄せている。動物園によると、既にチケットの売り上げは急上昇しているという。  動物園では2頭のため、新たに屋内展示場と植物や池などのある屋外展示場をそれぞれ2つずつ用意した。2つの施設は特製の「愛のトンネル」によって結ばれており、赤ちゃんパンダの出産も期待されている。一般公開は16日からで、インターネット上では「陽光」の様子を映した「パンダカメラ」も公開される予定。(c)AFP 【動画】チャーター便で運ばれる2頭(YouTube/AFPBB News公式チャンネル)