【12月5日 AFP】11-12イタリア・セリエAは4日、第14節の試合が各地で行われ、ユベントス(Juventus)は2-0でチェゼーナ(AC Cesena)に勝利した。
 
 前半ボールを支配していたユベントスだったが、ミルコ・ブチニッチ(Mirko Vucinic)のシュートがチェゼーナのGKフランチェスコ・アントニオーリ(Francesco Antonioli)のファインセーブに阻まれるなど、得点につなげることができなかった。

 後半、マルコ・ロッシ(Marco Rossi)との接触で流血し、アレッサンドロ・デルピエロ(Alessandro del Piero)の交代を余儀なくされたユベントスは、同27分にクラウディオ・マルキジオ(Claudio Marchisio)がアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)とのパス交換から先制点を挙げた。

 その後、チェゼーナのGKアントニオーリとエマヌエレ・ジャッケリーニ(Emanuele Giaccherini)が接触すると、主審はアントニオーリのファウルと判断してレッドカードを提示し、ユベントスにペナルティーキック(PK)を与えた。すでに交代枠を使い切っていたチェゼーナは、DFギジェルモ・ロドリゲス(Guillermo Rodriguez)を代替GKとして起用したものの、ビダルの追加点を許した。

 この結果、ユベントスは暫定首位に立っていたACミラン(AC Milan)に勝ち点2差をつけて、首位に立った。

 一方、フィオレンティーナ(Fiorentina)は3-0でASローマ(AS Roma)に快勝した。試合開始前には、4日に死去した元フィオレンティーナの元ブラジル代表、ソクラテス(Socrates Brasileiro Sampaio de Souza Vieira de Oliveira)氏に向けて黙とうが捧げられた。

 フィオレンティーナは、ステヴァン・ヨヴェティッチ(Stevan Jovetic)がASローマのジュアン(Juan)に倒されて得たPKから、ヨヴェティッチが自ら先制点を挙げた。このファウルで、ジュアンは一発退場を命じらると、フィオレンティーナはさらにハーフタイム直前にアレッサンドロ・ガンベリーニ(Alessandro Gamberini)が追加点を挙げ、前半を2-0で折り返した。

 迎えた後半にはローマのフェルナンド・ガゴ(Fernando Gago)がこの試合2枚目のイエローカードで退場、さらにボージャン・クルキッチ(Bojan Krkic)もハンドを犯したとしてレッドカードを受け、ローマは最終的に8人での戦いを強いられ、同41分には、フィオレンティーナのサンティアゴ・シルバ(Santiago Silva)がこの試合2度目となったPKを蹴りこみ、ローマの屈辱的な試合に終止符を打たれた。(c)AFP/Barnaby Chesterman