【11月30日 AFP】カーリング杯2011-12(Carling Cup 2011-12)は29日、準々決勝の試合が各地で行われ、リバプール(Liverpool FC)は2-0でチェルシー(Chelsea)に勝利し、準決勝進出を決めた。

 チェルシーは試合開始直後にダビド・ルイス(David Luiz)がペナルティーエリア内でファールを受けたかに見えたものの、主審はこれを認めずペナルティーキック(PK)が得られなかったが、前半20分にアレックス(Alex)が自陣エリア内でハンドを取られ、逆にリバプールにPKが与えてしまった。しかしながら、アンディ・キャロル(Andy Carroll)のシュートをチェルシーのロス・ターンブル(Ross Turnbull)が阻止し、スコアレスのまま前半を終えた。
 
 しかし、迎えた後半13分、リバプールはマキシ・ロドリゲス(Maxi Rodriguez)のゴールで先制すると、同28分にはフリーキック(FK)のボールからマーティン・ケリー(Martin Kelly)が追加点を挙げ、ベスト4に進出した。
 
 本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で敗戦したチェルシーは、20日に行われた11-12イングランド・プレミアリーグ第12節に続いてリバプールに連敗、同試合を含めた最近のリーグ戦4試合では3敗を喫しており、アンドレ・ビラス・ボアス(Andre Villas-Boas)監督の今後を問う声が新たになることは避けられない状況となっている。

 一方、マンチェスター・シティ(Manchester City、シティ)はアーセナル(Arsenal)を1-0で下した。
 
 厳しい日程について不満を漏らしていたシティのロベルト・ マンチーニ(Roberto Mancini)監督は、先発10人を入れ替えながらも、元アーセナルのサミル・ナスリ(Samir Nasri)を始め、コロ・トゥーレ(Kolo Toure)、エディン・ジェコ(Edin Dzeko)、オーウェン・ハーグリーブス(Owen Hargreaves)らを起用するなどして試合に臨み、後半38分に途中出場のセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)が挙げた得点で勝利した。

 移籍後初めてアーセナルの本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)での試合に臨んだナスリは、同クラブのサポーターからやじを受けたものの、最終的には勝利を手にした。

 また、同日行われた試合ではカーディフ・シティ(Cardiff City)が2-0でブラックバーン・ローバーズ(Blackburn Rovers)を下している。(c)AFP/Steve Griffiths