【12月1日 AFP】国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)は25日、「緊急に保護する必要がある無形文化遺産」に新たに11件を登録した。

 インドネシア・バリで開催中のユネスコ政府間委員会が、「緊急保護リスト」の選考に上がっていた24か国18件の候補から無形文化遺産に加えた11件は、以下の通り。

・アラブ系遊牧民ベドウィン(Bedouin)の女性たちの伝統の織物「サドゥ(Al-Sadu)」(アラブ首長国連邦)

・ペルーの先住民語ウアチパエリ(Huachipaeri)の祈祷歌「エシュバ(Eshuva)」

・古代伝来のモンゴルの横笛リンベ(Limbe)による民謡演奏

・中国黒竜江(Heilongjiang)省の少数民族、赫哲(ホジェン、Hezhen)族の口頭伝承叙事詩「伊瑪堪(Yimakan)」

・北西アフリカのイスラム教徒ムーア人の叙事詩「T'heydinn」(モーリタニア)

・ブラジル先住民の雨乞いの儀式「ヤオクワ(Yaokwa)」

・ベトナム・フート(Phu Tho)省の聖地で春に演奏される伝統歌謡「ソアン(Xoan)」

・アフリカ・マリの部族バンバラ(Bambara)、マリンケ(Malinke)、セヌホ(Senufo)、サモゴ(Samogo)の賢人たちの秘密儀式「Koredugaw

・イラン最古の語り聞かせ「ナッガーリー(Naqqali)」

・ペルシャ湾の伝統的帆船「Lenj」の造船技術(イラン)

・インドネシア・アチェ州の伝統舞踊「サマン(Saman)」

(c)AFP

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