夏の太陽光で冬ぽかぽか、カナダの地域プロジェクトに世界環境賞
このニュースをシェア
【11月28日 AFP】世界50か国以上の環境プロジェクトの中から25日、コミュニティー内の全住宅に太陽光発電を利用した暖房システムを導入したカナダ・アルバータ(Alberta)州オコトコス(Okotoks)の地域プロジェクトが、オーストリアの環境財団「エナジーグローブ(Energy Globe)」の環境賞「エナジーグローブ世界持続可能賞(Energy Globe World Award for Sustainability)」に選ばれた。
冬季には気温が氷点下になるオコトコスの「ドレーク・ランディング・ソーラー・コミュニティ(Drake Landing Solar Community、DLSC)」プロジェクトは、夏季に太陽光エネルギーを地下のパイプに蓄え、冬季にコミュニティー全52世帯の暖房用に供給するもの。現在、オコトコスの電力需用の80%をまかなっており、12年中に目標としている90%を達成する見通しだ。
25日にベルス(Wels)で行われた授賞式では他に、ニカラグアの太陽光発電を利用した浄水プロジェクトが水部門に選ばれたほか、スイスのスーパーマーケット・チェーン、ミグロ(Migros)の省エネ政策が空気部門に、ロシア・ウラジオストク(Vladivostok)の極東連邦総合大学(Far Eastern Federal University)の太陽光発電を利用した受動エネルギー・プロジェクトが地球賞に、それぞれ選ばれた。
エナジーグローブは世界が100か国以上で約1000件の環境プロジェクトを支援している。(c)AFP
冬季には気温が氷点下になるオコトコスの「ドレーク・ランディング・ソーラー・コミュニティ(Drake Landing Solar Community、DLSC)」プロジェクトは、夏季に太陽光エネルギーを地下のパイプに蓄え、冬季にコミュニティー全52世帯の暖房用に供給するもの。現在、オコトコスの電力需用の80%をまかなっており、12年中に目標としている90%を達成する見通しだ。
25日にベルス(Wels)で行われた授賞式では他に、ニカラグアの太陽光発電を利用した浄水プロジェクトが水部門に選ばれたほか、スイスのスーパーマーケット・チェーン、ミグロ(Migros)の省エネ政策が空気部門に、ロシア・ウラジオストク(Vladivostok)の極東連邦総合大学(Far Eastern Federal University)の太陽光発電を利用した受動エネルギー・プロジェクトが地球賞に、それぞれ選ばれた。
エナジーグローブは世界が100か国以上で約1000件の環境プロジェクトを支援している。(c)AFP