【11月27日 Relaxnews】1か月に1度セックスをしている既婚高齢者は、より幸福な人生と結婚生活を送っているとの研究結果が、米ボストン(Boston)で開かれたアメリカ老年学会(Gerontological Society of America)の第64回年次学会で発表された。

 調査は65歳以上の既婚者238人を対象に実施。調査の結果、過去12か月セックスをしていない被験者の40%が人生全般について「幸福だ」と回答した。だが、1か月に1回以上セックスをした被験者の場合は、60%が「とても幸せだ」と回答したという。

 また、結婚満足度では、過去1年間セックスをしていないグループでは59%が「満足」と回答したのに対し、1か月に1回セックスをしたグループでは80%が「とても満足」と回答した。

 研究を行った米フロリダ農工大学(Florida Agricultural and Mechanical University)のエイドリアン・ジャクソン(Adrienne Jackson)氏は、「セックスと幸福度の関連性に注目することは、われわれの社会でますます増える高齢者層のための、性の健康についての治療方法を開発・計画する上で役に立つ」と述べる。

 2007年に米医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル(New England Journal of Medicine)」に発表された別の研究によると、セックスの回数は年齢によって減少することがあるものの、75~85歳の高齢者のうち5割以上が1か月に2~3回のセックスを行っており、また23%は週に1回以上行っていることが明らかになっていた。(c)Relaxnews/AFPBB News