【11月25日 AFP】エジプトの民放テレビによると、同国を暫定統治する軍最高評議会は24日、ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)前政権下で首相を務めたカマル・ガンズーリ(Kamal al-Ganzuri)氏に暫定内閣の組閣を要請した。

 同評議会は22日、エッサム・シャラフ(Essam Sharaf)暫定内閣の総辞職を認めた上で、さまざまな政治勢力を集めて「救国」政府の樹立に向けた協議を行っていた。

 1996~1999年に首相を務め、今年初めの民衆蜂起後はムバラク氏と距離を置いていたガンズーリ氏に対しては、フェイスブック(Facebook)上で将来の大統領に推すページが複数立ち上がっていた。

 ガンズーリ氏は1933年生まれ。首相の前には国際協力相を務め、エジプトと世界銀行(World Bank)および国際通貨基金(IMF)との関係を強化した。(c)AFP