【11月24日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相は23日、首都アンカラ(Ankara)で演説し、1930年代後半にトルコ南東部で起きたクルド人虐殺事件について、初めて公式に謝罪した。

 エルドアン首相が与党・公正発展党(AKP)の党員らを前に行った演説はテレビでも放送された。演説に引用された公式文書によると、1936年から39年にかけて当時のデルシム(Dersim、現在はトゥンジェリ、Tunceli)でトルコ軍が行った軍事攻撃で計1万3800人が殺害された。

 クルド人攻撃は、トルコ共和国の初代大統領ムスタファ・ケマル・アタチュルク(Mustafa Kemal Ataturk)が創設した共和人民党(CHP)が政権にあった当時に起きた。共和人民党は1946年まで一党独裁体制を敷いていたが、現在は最大野党になっている。

 トルコ政府は現在もクルド人独立国家の樹立を目指す武装組織、クルド労働者党(PKK)との戦いを続けている。PKKが反政府武装闘争を開始した1984年以降の死者は4万5000人に達している。(c)AFP