【11月24日 AFP】インド最大の財閥タタ・グループ(Tata Group)は23日、ラタン・タタ(Ratan Tata)会長(73)の後任に、タタ・サンズ(Tata Sons)取締役のサイラス・ミストリ(Cyrus P. Mistry)氏(43)を任命した。一族と血縁関係のない人物がグループのトップに就任するのは、タタ・グループ143年の歴史の中で初めて。タタ会長は、2012年12月に退任する。

 1991年にタタ・サンズ会長の座についたタタ氏は、タタ・グループを世界売上高833億ドル(約6.4兆円)の国際的な大企業に育て上げた。だが、独身で子どもがいないことから、先に引退を表してから後継者をめぐり臆測を呼んでいた。

 後任に決まったミストリ氏は、建設大手シャプルジ・パロンジ・グループ(Shapoorji Pallonji Group)の社長で、タタ株式18%を保有。グループの持ち株会社タタ・サンズの取締役を5年以上務めている。今後はタタ・グループ副会長に就いた後、タタ会長が退任する12年12月に会長に就任する予定。

 ミストリ氏は、英インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College, London)で都市工学を学び、ロンドンビジネススクール(London Business School)で修士号を取得している。(c)AFP/Phil Hazlewood