【11月18日 AFP】英国では2007年、パブやレストランでの喫煙を禁止する法律が導入されているが、英国医師会(British Medical AssociationBMA)は16日、自動車の車内での喫煙も禁止すべきだと政府に提言した。

 現行の禁煙法は、公共屋内空間での喫煙に限ったもので、私的空間での喫煙には適用されていない。英国議会は今月25日、子供が乗った車内での喫煙を禁止する法案を審議することになっている。

 同医師会は、喫煙者がいる車内では毒素の量が23倍になりうるという研究結果を引き合いに出し、政府に「大胆かつ勇気ある決断」を求めた。

 同医師会によると、受動喫煙により、英国では毎年、成人約4000人、子供約23人が死亡している。喫煙者がいる車での移動が避けられない場合が多い子供とお年寄りが特に受動喫煙の被害に遭いやすいと、医師会は指摘する。

 喫煙経験者でもあるデービッド・キャメロン(David Cameron)首相はかつて、「公共の場所での禁煙は支持するが、車内での行為にまで口を差し挟むことはいかがなものか」と発言したことがある。

 同国の喫煙者で作るロビー団体「フォレスト(Forest)」は、車内での喫煙がほかの乗客に害を及ぼすとした証拠は「弱い」と反論している。(c)AFP