【11月15日 AFP】ビル・クリントン（Bill Clinton）元米大統領とヒラリー（Hillary Clinton）米国務長官の一人娘、チェルシー（Chelsea Clinton）さん（31）は長らく、ホワイトハウス（White House）で活躍する両親の影に隠れた存在だった。そんなチェルシーさんが、テレビのスポットライトのもとへ一歩を踏み出す。米テレビNBCが14日、チェルシーさんを特派員に採用したと発表したのだ。

　NBCによると、チェルシーさんは米国や世界で活躍する人物や団体を追う報道番組「Making a Difference」の制作に加わる。NBCは「チェルシーさんが持つ公共奉仕の精神、問題解決を意識した主張、世界の人々を力づけようとする姿勢は、番組の目的や内容と共鳴するだろう」と説明した。

　チェルシーさんも、NBCとともに人々を奮い立たせる番組を制作することを楽しみにしていると述べ、「日々の生活や地域、米国、世界における様々な問題に思いをめぐらせ、解決しようと努力している人たちから、私はいつも力を与えられてきた」と語った。

　NBCによると、チェルシーさんは引き続き父親のクリントン氏の慈善団体「クリントン財団（Clinton Foundation）」での仕事や、オックスフォード大学（Oxford University）博士課程での勉強を続けるという。(c)AFP