【11月13日 AFP】11-12フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯(NHK Trophy 2011)は12日、札幌で行われ、女子シングルはフリースケーティング(FS)で119.43点を記録した日本の鈴木明子(Akiko Suzuki)が合計185.98点で優勝した。

 2位には合計184.19点で日本の浅田真央(Mao Asada)が、3位には合計170.68点でロシアのアリーナ・レオノワ(Alena Leonova)が入った。

 鈴木はジャンプで2度失敗し、FSは119.43点と2位で終えたものの、自身2度目のGPシリーズ制覇を果たした。鈴木は、「優勝できたことはうれしいですけど、今日のフリーは全然満足ができていない」とコメントしたが、10月に行われた11-12フィギュアスケートGPシリーズ第2戦スケート・カナダ(2011 Skate Canada International)で2位を獲得しているため、3年連続となるGPシリーズ・ファイナル(Figure Skating Grand Prix Series Final 2011-12)進出を決めている。
 
 一方、ショートプログラム(SP)で3位につけていた浅田は、予定していたトリプルアクセルをダブルアクセルに変更した。それでもその他5回のジャンプで完璧な着地を決めたほか、披露した3種類のスピンではレベル4の好評価を得て、FPを125.77点の首位で終えた。
 
 4月に行われた2011世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2011)で6位に終わった浅田は、金メダル獲得を目指していたが、得意とするトリプルアクセルは封印されることとなった。「トリプルアクセルは、ショートで失敗してしまって点数のロスをしてしまったので、ダブルアクセルをやっていたらもっと得点は伸びていたとコーチに言われました」と話した浅田は、2週間後に挑むGPシリーズ第5戦、ロシア杯(2011 Cup of Russia)に向けて練習に励むと語っている。

 日本の石川翔子(Shoko Ishikawa)は合計122.14点で10位だった。(c)AFP/Shigemi Sato