【11月11日 AFP】ギリシャ大統領府は10日、次期首相にルーカス・パパデモス(Lucas Papademos)前欧州中央銀行(ECB)副総裁(64)を指名した。4日間に及ぶ協議の末選出された同氏は、11日発足する与野党大連立の暫定内閣の組閣に臨む。

 指名後の記者会見でパパデモス氏は、財政危機に見舞われたギリシャは破たんの瀬戸際にあると述べ、「強力な超党派」体制を築くと言明。国民にも一致団結を呼びかけ、数十年来で最悪の経済危機に立ち向かおうと訴えた。 

 また、ギリシャのユーロ脱退が取りざたされるなか、ECB副総裁時代にギリシャのユーロ参入で大きな役割を果たしたパパデモス氏は「ユーロ圏に加盟していることで金融の安定が保証され、経済繁栄の必須要因でもある」などとユーロ加盟国の利点を力説した。

 新首相指名を受け、同日のアテネ市場は堅調な動きを取り戻したが、最終的には前日比0.72%安で引けた。(c)AFP/John Hadoulis and Richard Carter