【11月4日 AFP】福島第1原子力発電所の2号機で核分裂を示す放射性キセノン133とキセノン135が検出された問題で、東京電力(TEPCO)は3日、核分裂の連鎖反応が続く「臨界」ではなく「自発核分裂」が起こっていたとの見解を示した。

 東電の松本純一(Junichi Matsumoto)原子力・立地本部長代理は会見で、「容器内の中性子が臨界の必要量を維持していない点からも、一時的な臨界はない」と説明した。

 東電によると、1日と2日に2号機の格納容器から採取したガスで検出されたキセノンの濃度は、臨界が起きていたと仮定した場合の約1万分の1だった。この濃度は、正常な原子炉でも起こりうる自発核分裂を仮定した場合の濃度と一致したという。

 東電の広報担当者は、以上の点から臨界ではないと考えられると述べた。なお、2号機の温度は安定した状態を保っているという。(c)AFP

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