【10月29日 AFP】豪カンタス航空(Qantas Airways)は29日、数か月にわたるパイロット労組などのストライキに対抗し、同航空の国内および国際線全ての運行を無期限で停止すると発表した。

 カンタスのパイロット、整備士、地上職員の3労組は、賃上げ要求に加え、カンタスのリストラ計画に抗議するストライキを数か月前から断続的に行っている。

 これへの対抗措置として、カンタス航空のアラン・ジョイス(Alan Joyce)最高経営責任者(CEO)は29日、GMT(グリニッジ標準時)の同日午前6時(日本時間午後3時)から、同航空の全便の運航を停止すると発表した。現在飛行中の便については、目的地に到着するまで運航を続けるが、以降は国内、海外のどの空港においてもカンタス機の離発着はないという。

 さらにカンタスは、31日夕刻以後もストを続ける従業員は施設から締め出し、給与を支払わない方針を示した。

 これに対し、カンタス経営陣との労使交渉に関与する労組、豪国際パイロット協会(AIPA)は、「過剰反応以外の何ものでもない」とのコメントを発表。カンタスの措置を「国(オーストラリア)の喉元にナイフを突きつけている。まるで脅迫と同じだ」と述べ、ジョイスCEOを非難した。(c)AFP