【10月29日 AFP】米大リーグ(MLB)は28日、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)とテキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)によるワールドシリーズ(7回戦制)第7戦が米ミズーリ(Missouri)州セントルイス(St. Louis)のブッシュ・スタジアム(Busch Stadium)で行われ、カージナルスが6-2でレンジャーズを下し、5年ぶり通算11度目のワールドシリーズ制覇を果たした。

 カージナルスは、通算成績2勝3敗の状況から第6戦を逆転勝利して対戦成績を3勝3敗のタイに持ち込むと、最終戦にまで及んだ激闘を制し、逆転で優勝を果たした。

 カージナルスの優勝回数は、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)が持つ優勝27回に次ぐ歴代2位となっている。

 また、ワールドシリーズの最優秀選手(MVP)にはカージナルスのデビッド・フリース(David Freese)が選ばれた。

 カージナルスは、前回登板から中3日で先発したクリス・カーペンター(Chris Carpenter)が6安打2失点とレンジャーズ打線を抑えた。打線では1回にフリースが2点適時二塁打で同点とすると、3回にはアレン・クレイグ(Allen Craig)のソロ本塁打で勝ち越し、5回にはレンジャーズのブルペン陣が崩れたこともあり無安打で2点を追加するなどした。

 レンジャーズは、今シーズンの8月下旬以降では初となる連敗を喫し、優勝を逃している。(c)AFP/Greg Heakes