【10月28日 AFP】米国で拡大する抗議行動「Occupy Wall Street(ウォール街を占拠せよ)」は、ついにソフトウェアメーカーも味方につけたようだ。スマートフォン(多機能携帯電話)向けに、抗議行動を支援するアプリケーションが続々登場している。

■「逮捕された!」知らせるアプリ

 米グーグル(Google)のOS「アンドロイド(Android)」搭載機種向けダウンロードサイト「アンドロイドマーケット(Android Market)」では27日、無料アプリ「I'm Being Arrested(今、逮捕されてるところだ)」が公開された。弁護士や恋人などの連絡先とメッセージを事前に登録しておくと、当局に身柄を拘束される羽目になった際、アイコンを1回タッチするだけで逮捕を知らせるメールが送れる。

 英、仏、独、伊、スペイン、トルコ、カタロニアの各語版がある。詳しい使い方は、草の根運動のIT活用を支援するNGO「Movements.org」のサイトで見ることができる。

 【参考】「I'm Being Arrested」の詳しい使い方(英語)

「アンドロイドマーケット」には、位置情報機能を追加して欲しいなど改良のアイデアが寄せられている一方、「あいつらにはもううんざりだ」「就活アプリもあるよ、そっちをダウンロードすれば」などといったコメントも届いている。

■自動でメール消去、拡声器アプリも

 当局にスマートフォンを押収された場合に備えて、抗議行動の参加者同士が匿名でショートメールをやりとりできるアプリもある。アンドロイド搭載機種の他アップル(Apple)機種でも使えるこのアプリ「Vibe」は、一定時間が経過するとメールを自動的に消去してくれる。

 アンドロイド向けの「Shouty」は、演説を他の参加者たちのスマートフォンに生中継するアプリで、拡声器やメガホンが禁止されている場合でも警察の取り締まりを逃れられる。(c)AFP