【10月28日 AFP】マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット(Sepang International Circuit)で23日に行われた世界ロードレース選手権(WGP 2011)第17戦マレーシアGPのMotoGPクラス決勝で、転倒事故により死去したサンカルロ・ホンダ・グレシーニ(San Carlo Honda Gresini)のイタリア人ライダー、マルコ・シモンセッリ(Marco Simoncelli)氏の葬儀が27日、イタリア・リミニ(Rimini)のコリアーノ(Coriano)市で行われた。

 市内の劇場にはメモリアルルームが設置され、シモンセッリ氏の棺はそこから葬儀が行われたサンタ・マリア・ディ・コリアーノ教会(church of Santa Maria di Coriano)まで幼少期からの友人によって運ばれた。訪れた多くのファンは拍手を送り、シモンセッリ氏のゼッケン「58」が書かれた風船を放った。

 葬儀にはシモンセッリ氏の父パオロ(Paolo)さんをはじめとする家族や恋人のほか、シモンセッリ氏と同じイタリア人ライダーで親友のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi)、ホルヘ・ロレンゾ(Jorge Lorenzo)、ランディ・ド・プニエ(Randy de Puniet)、マティア・パシーニ(Mattia Pasini)らWGPに参戦する選手らも参列した。

 葬儀を執り行った主教は、マレーシアGPの前夜にシモンセッリ氏が「優勝して表彰台の上からみんなをもっとよく見たい」と話していたことを明かし、「もう彼の姿は見えないけれど、彼が最も高い表彰台に上がったことを私たちは知っています」と述べた。

 葬儀後、シモンセッリ氏の棺はロッシ氏が押すバイクと共に教会から運び出された。教会の外では、シモンセッリの恋人がドン・マクリーン(Don McLean)の歌詞を引用し、「彼は欠点のない完璧な人間だった。完璧すぎる人間ほど、永く生きない運命なの」と述べた。

 市内には多くのファンが訪れたほか、ミサノ・サーキット(Misano race-track)では数千人が中継された葬儀の映像を観てシモンセッリに最後の別れを告げた。(c)AFP