【10月20日 AFP】米国務省は19日、スイス・ジュネーブ(Geneva)で24、25両日に北朝鮮と直接協議を行うと発表した。

 7月にニューヨーク(New York)で行われた北朝鮮の核開発計画に関する前回協議のフォローアップと位置付けられ、本格協議の再開ととるのは時期尚早だという。

 マーク・トナー(Mark Toner)副報道官は会見で、「北朝鮮の真剣さをまずは計りたい」と述べ、2005年の6か国協議での非核化に関する合意を忠実に実行するという「確かなサイン」を示すよう北朝鮮に求めた。

 同省は、6か国協議で米国の首席代表を務めるスティーブン・ボズワース(Stephen Bosworth)北朝鮮担当特別代表の退任も発表した。後任には国際原子力機関(IAEA)担当大使のグリン・デービス(Glyn Davies)氏が就く。

 トナー副報道官は、ボズワース氏の退任について、「個人的な判断によるもの」であり、対北朝鮮政策の変更を意味するものではないと説明した。直接協議にはボズワース、デービス両氏が出席するという。(c)AFP/Shaun Tandon