【10月11日 senken h】セレクトショップ「ザ シークレットクロゼット(The SECRETCLOSET)」のオーナー、小野瀬慶子(Keiko Onose)さんが仕事をする上で大事にしているキーワードと、それを代表するお気に入りのものを、毎回1つずつご紹介。3回目の今回は「挑戦(チャレンジ)」。

 「07年に数型で立ち上げてから、『上質なクオリティーとファッションの高揚感を求める、自由な女性のためのワードローブ』というコンセプトはそのままに、現在10シーズン目となる12年春夏コレクションの準備の真っ最中です。

 理想の1枚はデザインのアイデアはもちろん、素材、カラー、加工、パターン、ディテール、裏の仕様、縫製など多くの要素を積み重ねて初めて実現するもの。襟の芯や裏の仕様など、表に見えない部分も洋服の微妙なニュアンスやグレード感を決めるので、作りたいものへのクリアなビジョンと、一つひとつを根気良く考える粘り強さが要求されます。アイデアを形にするために、私にとってモノ作りは大きな挑戦です。また洋服を完成させるには、機屋さん、染工所さん、パタンナー、工場さんなど多くの方の協力が必要です。コンセプトや目指すクオリティー、感度を共有できるチーム作りも、もう一つのチャレンジです。

 今回ご紹介するビジュアルは、10月12~18日に日本橋三越本店本館の3階、19~23日に同じく日本橋三越本店新館の2階で行う、ザ シークレットクロゼットの『POP-UP STORE』のアイコンです。11~12年秋冬の代表的ピースである、深みのあるオレンジレッドのストレートドレス。60'sからインスピレーションを得た直線的なカッティングと、上質なイタリアンバージンウールによる美しいシルエットの1枚です。初めて手に取られる方から、どんな反応があるのでしょうか。新たなチャレンジに挑みます!

<プロフィール>
 07年、神宮前にショップ「ザ シークレットクロゼット」をオープン、同名のコレクションも同時にスタート。自由な大人の女性のためのワードローブを提案。(c)senken h

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◆特集:senken h 116