【10月6日 AFP】ワールド・モニュメント財団(World Monuments Fund、本部:ニューヨーク)は5日、観光客の増加や管理不足、自然災害などで危機にひんしている41か国67か所の文化的遺産のリストを発表した。

 リストには、ペルーのナスカ(Nasca)の地上絵、英イングランドのコベントリー大聖堂(Coventry Cathedral)、ベトナム・ハロン湾(Ha Long Bay)の浮島の漁村などが挙がっている。

 同財団は、「遺産の保全はコミュニティーの団結とプライドを高めるばかりか、雇用機会や管理の行き届いた観光業の発展を通じて不況下でも地元に好影響を与えることができる」と、保全の重要性を説いている。(c)AFP

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