【10月5日 AFP】米アップル(Apple)は4日、スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の改良版「iPhone 4S」を発表した。

 ティム・クック(Tim Cook)新最高経営責任者(CEO)が、カリフォルニア(California)州クパティーノ(Cupertino)の本社で発表会見を行った。

 iPhone 4Sは、さらに高速なデュアルコアA5チップのほか、8メガピクセルの高機能カメラを搭載。音声コマンドに応答する「パーソナルアシスタント」も内蔵されている。

 OSは最新の「iOS 5」を搭載する。

 発売日は、日本、米国、英国、フランス、ドイツ、カナダ、オーストラリアで今月14日。米国価格は16Gバイトモデルが199ドル(約1万5000円)、64Gバイトモデルが399ドル(約3万円)。

 会見では、楽曲や写真などのコンテンツを保存して複数のデバイスで共有することができる無料クラウドサービス「iCloud」(アイクラウド)を今月12日に開始することも発表された。

 アップルのフィリップ・シラー(Philip Schiller)上級副社長は、「iPhone 4SとiOS 5とiCloudは、画期的な組み合わせ。iPhone 4Sはこれまでで最高のiPhoneだ」と述べた。

 一方、米株式市場では、アップルファンたちが期待していた次世代の「iPhone 5」ではなかったことから、アップルの株価が4%以上下落した。(c)AFP/Glenn Chapman