【9月26日 AFP】ブラジルの日刊紙オ・グロボ(O Globo)は25日、60代の女性が肺炎の治療を受けていた病院で医師に死亡を宣告され、遺体安置所に運ばれたが、少し早すぎたようだったと報じた。

 医師はバイタルサインがないことを確認し、検査をしたあとで女性の死亡を宣告した。女性は遺体安置所に運ばれ、プラスチックの遺体袋で2時間を過ごした。

  「私が母に最後のハグをしようとしたら、呼吸しているのを感じた。叫んだわ――ママは生きてる!って。彼らはまるで私の頭がおかしくなったかのような顔で私を見ていた」と、女性の娘は語る。「冷たい遺体安置所に母を引き取りにいくはずだったのに、着いてみたらまだ呼吸をしていたの」

 病院関係者は、この女性が2度の脳卒中に見舞われており、人工呼吸器を使用していたと説明した。23日午後7時半(日本時間24日午前7時半)に女性がバイタルサインを失ったために看護師が主治医に電話をかけた。医師は死亡を確認し、女性を遺体安置所に移送した。

 病院責任者は、このミスは現地時間の午後10時ごろに判明したと述べ、患者はただちに挿管されて生命維持装置につながれたと語った。(c)AFP