【9月26日 AFP】アフガニスタンと周辺国・支援国は22日、南アジアと中央アジア市場を結んで平和と繁栄を促進する「新シルクロード構想(New Silk Road)」を発表した。

 アフガニスタンと周辺国のより緊密な経済関係を構築する長期戦略で、アジアと西洋を結んだかつてのシルクロード同様にアフガニスタンを貿易ルートの中心とするが、新しいシルクロードを結ぶものは高速道路や鉄道網、パイプラインなどだ。

 米ニューヨーク(New York)で開催された国連(UN)総会に合わせて開かれた「新シルクロード構想」に関する会合には、アフガニスタン、米、独、仏、中国、インド、日本、カナダ、スウェーデン、ノルウェー、アラブ首長国連邦(UAE)の外相と、イラン、パキスタン、カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギスの高官らが出席。アフガニスタンのザルマイ・ラスール(Zalmai Rassoul)外相は、「貿易や民間企業、投資に基づいたアフガニスタンの経済成長を達成したい」と目的を語った。

 今後は11月2日にトルコのイスタンブール(Istanbul)で、12月5日にはドイツのボン(Bonn)で、新構想の個別プロジェクトを協議する閣僚級会議を開く。(c)AFP