【9月21日 AFP】同性愛者であることを公言して軍務に就くことを禁じた軍務規定が20日午前零時1分(日本時間同日午後1時1分)をもって撤廃された。

 バラク・オバマ(Barack Obama)大統領は、規定を撤廃すると明言してきた。前年12月には、既定の延長が民主党の反対多数で否決された。

 同性愛者であると公言した兵員には除隊処分を下すという規定のもとで、これまでに約1万4000人が除隊処分を受けた。

 1993年、当時のビル・クリントン(Bill Clinton)大統領は規定を撤廃しようとしたが、米軍上層部と議員が反対。同性愛者であることを公言しないかわりに入隊を認める、いわゆる『聞かない言わない(Don't Ask, Don't Tell)』方針を取ることで妥協した。(c)AFP/Dan De Luce