【9月20日 AFP】イエメンの首都サヌア(Sanaa)などで19日、反体制デモ隊と治安部隊が衝突し、デモ主催者側と医療関係者によると、治安部隊の発砲により少なくとも31人が死亡した。この中には、スナイパー(狙撃手)に射殺された子ども2人も含まれているという。

 デモ主催者側は、同日サヌアで27人が殺害されたと声明で発表した。治安部隊と政権支持者らは重火器や高射砲、迫撃砲などで攻撃してきたという。

 医療関係者によると、南部タイズ(Taez)でもデモ隊と治安部隊が衝突し、デモ参加者4人が射殺された。

 前日から続く衝突による死者は計57人となった。デモ主催者側によると、負傷者は942人に上り、47人が重体となっている。また、病院は深刻な医薬品不足に陥っているという。

 デモ主催者側は声明で、「アリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)(大統領)と側近らの即時退陣以外の選択肢をわれわれは認めない」と述べ、国際社会には、「道義的責任」に基づいてことに当たるよう呼び掛けた。(c)AFP/Hammoud Mounassar