【9月12日 AFP】リビアの反カダフィ勢力の連合体「国民評議会(National Transitional CouncilNTC)」は11日、バニワリド(Bani Walid)でカダフィ派軍との戦闘を続けるとともに、カダフィ派最後の拠点シルト(Sirte)に総攻撃を仕掛けるため、同地に向かい進軍している。

「国民評議会」のムスタファ・アブドルジャリル(Mustafa Abdel Jalil)議長は10日、カダフィ派に呼び掛けていた投降延長の期限切れを宣言し、首都トリポリ(Tripoli)南東にあるバニワリド、最高指導者だったムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の出身地シルトなどへの攻撃許可を出した。

 また、事実上の首相を務める「国民評議会」のマハムード・ジブリル(Mahmud Jibril)氏は11日、暫定政府を1週間から10日以内にも立ち上げると語った。その一方でジブリル氏は、反カダフィ派はまだリビア解放の過程にあり、革命軍は前線で戦闘を続けていると説明。リビアの解放が達成され次第、新政府を樹立すると宣言した。

■カダフィ大佐三男がニジェール入り

 一方、ニジェールのマロウ・アマドウ(Marou Amadou)報道官兼法相は、カダフィ大佐の三男サーディ(Saadi Kadhafi)氏(38)が11日、ニジェール入りしたことを明らかにした。

 サッカー選手だったサーディ氏は、2004年に選手を辞め、陸軍に入隊し精鋭部隊を率いた。プレーボーイとしても知られる。

 だが、カダフィ大佐の所在は依然として不明なままだ。ニジェール政府はカダフィ大佐の入国を否定している。(c)AFP/Dominique Soguel