【9月9日 AFP】国際環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)は7日、地上絵アーティストのジョン・クイグリー(John Quigley)さんが、北極海に浮かぶ巨大な氷にレオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci)の有名な「ウィトルウィウス的人体図(Vitruvian Man)」を描いたと発表した。気候変動で北極の氷が解けている現状に警鐘を鳴らすのが目的という。

 クイグリーさんはグリーンピースの砕氷船で北極点から800キロの地点に到着し、ソーラーパネルの製造に使われる銅ストリップを用いて人体図を描いた。大きさは五輪競泳プール4つ分で、右側の腕2本と足1本はなく、氷と一緒に海中に溶け落ちてしまったかのようなデザイン。タイトルは「溶けゆくウィトルウィウス人体図」だ。

 クイグリーさんはグリーンピースが公開した動画の中で、「気候変動は文字通り、私たちの文明を浸食している」と説明している。

 米国の雪氷データセンター(National Snow and Ice Data CenterNSIDC)によれば、北極の氷冠は前月、史上最小を記録した2007年と同程度まで小さくなった。数十年のうちに夏季には消えるようになるという複数の予測も出ている。(c)AFP 

【動画】氷の上で「人体図」を描くジョン・クイグリーさんら(YouTube/AFPBB News公式チャンネル)