【9月8日 AFP】リビアの最高指導者だったムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐が国境を越えて隣国のニジェールに逃れたとの憶測が出ていることについて、ニジェール政府は7日、同国内にカダフィ大佐はいないと断言した。

 ニジェール政府のマロウ・アマドウ(Marou Amadou)報道官兼法相は「ニジェール領内にカダフィ氏はいないと、再度、明言する」との声明文を読み上げた。また、リビアの反カダフィ勢力の連合体「国民評議会(Transitional National CouncilNTC)」と協議しながらリビア情勢を注視していると語った。

 また、7日にリビアからニジェール入りした車は計4台、乗っていたのは計18人で、このうち5人はニジェール人だったと発表したが、残りの13人の国籍は明らかにしなかった。

 アマドウ法相は「国内が戦闘状態にあり、その恐怖から他国に逃れてきた人々を追い返すことはできない。彼らは命を失う可能性があるからだ。こうした人々を難民として受け入れることが、わが政府の責任だ」と話している。

 一方、「国民評議会」は、カダフィ大佐の逃亡を防ぐべく国境を監視するため、ニジェールの首都ニアメー(Niamey)に一団を派遣した。リビアとニジェール国境の全長は約350キロ。(c)AFP