【9月7日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は6日、無人月探査機「ルナー・リコネサンス・オービター(Lunar Reconnaissance OrbiterLRO)」が撮影した史上最も鮮明な月面画像を公開した。

 3枚の画像には、1960年代後半から70年代初めにかけて行われたアポロ(Apollo)12号、14号、17号の月探査ミッションの痕跡がくっきりと残されている。アポロが着陸した跡や月面探査車のタイヤの跡のほか、宇宙飛行士が月面に残した足跡も写っているのだ。探査車が蛇行や方向転換した跡まで残っている。

 アポロ計画最後となるアポロ17号のミッションの痕跡が残された画像では、人類が月面に最後に残した足跡を見ることができる。

 このような高画質の画像は、狭角カメラの軌道を変更して月面から約21キロの地点まで接近できたことで、可能になったという。(c)AFP